YOGA.jp 日本ヨーガ瞑想協会トップ > トレーニング - 「笑い呼吸法」指導者養成講座(ベーシック)
綿本彰が30年のヨガ&瞑想修行で行きついた、ヨガと瞑想のカギが笑いの中にあるという結論!
そんな笑いのエッセンスを、誰もが無理なく修得できるスーパーメソッド「笑い呼吸法」の
実践方法、指導方法、心と身体に効くメカニズムを学ぶティーチャートレーニングです。
◆心を元気にする笑いの効果
心の不調やメンタルヘルスが注目されている昨今、ヨガや瞑想、マインドフルネスへの注目度が飛躍的に向上しています。
同時に超高齢化社会を目前にして、どんな方でも気軽に取り組め、効果の実感しやすいメソッドへの期待が高まっています。
そんな中、誰もが簡単に実践できて、「今この瞬間を生きる姿勢」を劇的にととのえてくれるスーパー生理現象「笑い」への期待が高まっています。
笑いは、凍り付いた緊張を一瞬で解消し、気分を瞬間的にシリアスmodeから解放modeへと切り替え、さらに眠気をリセットしてシャキっとした状態へと一瞬で導いてくれます。
また「笑いは百薬の長」と言われるように、医学的な観点からも、自律神経をバランスさせたり、ストレス低減、痛みの軽減、免疫力の向上、うつ症状の緩和など、世界中でさまざまな効果が確認されています。
◆成長と共に笑いを失う大人たち
このように、笑いは私たちの健康を向上させ、今を幸せに生きるために不可欠な現象なのですが、子供が1日に400回ほど笑って過ごすのに対して、大人は1日に15回ほどしか笑わないという、実に残念な研究結果もあります。
私たちが大人になっていくプロセスで、様々な義務を背負い、ストレスに晒され、笑うことが不謹慎とされてきたことが、笑いを失っていく大きな原因と言えます。
こういった笑わない習慣は、表情筋や横隔膜、腹筋群といった笑うための筋力を低下させるばかりでなく、これらの筋肉を硬化させて笑えない体質を作り上げてしまうことになります。
この心と身体の悪循環が、ますます私たちの生活から笑いを遠ざけ、笑いのない生活を余儀なくされてしまうのです。
◆笑いを呼吸法として実践する意義
笑いは百薬の長なのに笑えない体質が板についてしまっていて、しかもお笑い動画を観たとしても、せいぜい数秒の笑いが何回か引き起こされるだけ。
そんな行き詰った状況を打開したのが、笑いをエクササイズとして捉えるラフターヨガでした。
ラフターヨガでは「たとえ作り笑いでも、継続して実践すれば、自然な笑いと同等の効果が得られる」という研究結果に基づいて、様々な笑いのエクササイズが考案されました。
そのラフターヨガを、さらにヨガの精神身体理論や呼吸テクニックと結び付けて再構築、体系化したスーパーメソッドが「笑い呼吸法」です。
他のヨガの呼吸法と同様に、呼吸テクニックとして様々な笑いを学び、誰にでもできる簡単な動きを伴いながら、最終的に心を深い静寂へと導く、まったく新しい笑いのメソッドなのです。
指導者養成講座の内容
◆笑いの効果と必要性
笑いには、心と身体や生き方に及ぶまで、様々な効果や恩恵があるにも関わらず、多くの方に「何となくいい」という程度にしか理解されていません。
これは、笑い呼吸法の講座を開いたり、笑いを企業の中に取り入れたりする上で、大きな妨げとなってしまいます。
笑いを多くの方々にお届けするには、まず笑いの効果を正しく理解し、それを伝える力を身に着ける必要があります。
笑いにはどんな効果があり、どんな変化を期待することができるのか。
当講座は、そんな笑いの効果や必要性の確認からスタートします。
◆笑いの型を学ぶ
ベーシック講座では、メソッドの中核となる3種の笑いの型を学ぶことが、最も大切なテーマになります。
ヨガの伝統的な呼吸法と笑いを融合させ、身体をほぐしながら誰にでも簡単に実践できる3つの呼吸法を中心に、様々な笑いの型を学んでいきます。
本格的なヨガのポーズには一切頼らず、誰でもできる簡単な動きを交えながら、それぞれの呼吸法の効果や特徴を実感し、指導できるように練習していきます。
◆マインドフルネスの実践
笑いの型を練習する際、そしてその型を解いた後の静寂の際に、マインドフルネスという心の状態がカギを握ってきます。
今この瞬間、自分の内側で起きていることを、ありのまま感じている心の状態。
このマインドフルネスを意識することで、笑いとその後の効果が飛躍的に向上するため、当講座では簡単なマインドフルネスの理論と実践方法について確認します。
◆知識と指導力が身につく充実のカリキュラム
今回の講座では、1時間程度の「笑い呼吸法」のクラスや講習を担当できる状態を目指して、3種の笑いの型を中心に、ベーシックな内容を学ぶ講座となっています。
・笑いの効果と必要性
・笑いの身体論
・笑いを型として学ぶ理由
・笑いの3種の型
・笑いのウォーミングアップ
・様々なバリエーション
・マインドフルネスとは
・誘導の基本
・典型的なクラスの実践
・クラスの組み立て方
・指導練習
※笑い瞑想など、より深い内容はベーシック講座では深くは学びません。
◆修了書について
2日間12時間の講義をすべて受講されますと、45年の歴史を持つ日本ヨーガ瞑想協会が発行する『笑い呼吸法 指導者養成講座』のベーシック修了書が発行されます(オンライン講座ではPDF形式)。
こんな方にお勧めの講座です
メンタルヘルスに興味がある方に
世の中には多くのメンタルヘルス技法がありますが、笑いは人間が心のバランスを取るために、先天的に備え持った生理現象という大きな特徴があります。
その「本能的な生理作用をいかに引き起こすか」を学ぶことで、様々な笑いの効果を享受するコツを体得することができます。
ヨガ/瞑想/マインドフルネスを深めたい方に
笑いは緊張を解消するだけでなく、腹圧に作用して精神的な活動レベルを引き上げる働きがあります。
こういった笑いが持つ「心をバランスさせる作用」をいかに引き出し、自分のものにするかを学ぶことで、飛躍的にヨガや瞑想、マインドフルネスの実践/指導力を高めることができます。
健康経営の秘策として
単に働く人の健康を促進するだけでなく、意欲や能力を向上させ、前向きに物事を捉え取り組む姿勢を育むメソッドとして、笑いが注目されつつあります。
誰もが気軽に取り組め、呼吸法として笑いを取り入れる方法を、ぜひ当講座で習得して頂ければと思います。
講師プロフィール
綿本 彰
日本ヨーガ瞑想協会 会長。
一般社団法人ワークフルネス 理事。
全米ヨガアライアンス 500時間ヨガ指導者トレーナー。
幼い頃より、父であり、同協会の名誉会長である故綿本昇からヨガを学ぶ。
神戸大学システム工学科卒業後、インドに渡り各地でヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ(インド伝承医学)を研修し、帰国後同師に師事しながら、1994年にヨガ、瞑想の指導をスタート。
2000年以降は、世界各地でハタヨガ、ラージャヨガ(瞑想ヨガ)、パワーヨガ、クリパルヨガ、ヴィニヨガ、チェアヨガ、リストラティブヨガ、陰ヨガ、ヨガニドラ、ヴィパッサナー(仏教瞑想)、ラフターヨガ(笑いヨガ)など、様々なスタイルのヨガや瞑想を研修。
2003年には、日本初となるパワーヨガ専門スタジオ「綿本パワーヨガスタジオ」をオープンし、日本におけるパワーヨガの第一人者としてヨガブームの火付け役に。
また2004年には、ケンハラクマ氏、兄の綿本哲とヨガフェスタを発起。アジア最大級のヨガイベントとなっている。
現在は、日本各地でヨガや瞑想の指導、指導者の育成にあたるほか、インドやイタリア、イギリスなど、世界各国でヨガや瞑想の指導を行っている。
これまで50冊を超える書籍やDVDを手掛け、その累計部数は100万部を超える。
開催会場一覧
ONLINE
受講料金
・お一人様 43,000円
・日本ヨーガ瞑想協会 登録講師 38,000円
※資格講座につき、1カメラお一人様の料金となります。
※上記の料金には、消費税、修了証書費用が含まれています。
※お申し込み期限は各講座の10日前、または定員になり次第となります。
受講資格
どなたでもご参加いただくことができます。